【図説】大浦湾の今後「約7万本のくい」打ち込む 長期に渡る大規模工事

3日、くい打ちの試験作業が始まった名護・大浦湾ではマヨネーズ状ともいわれる軟弱地盤が見つかっている。(画面上赤色の海域)

このあたりではすでに1月から、今後の作業のために資材を仮置きする「海上ヤード」の設置工事が始まっている。

3日の作業はその近くの海上で行われていて、船上から鋼管くい2本が海中に降ろされ作業員が海上から確認する様子がみられた。

こうした作業は8月から予定されている新たな護岸の建設に向け、手順を確認するためのもので、あくまでも試験的な作業のため、今回打ち込まれるくいはその後に引き抜かれることになっている。

沖縄防衛局はこの作業の必要性について「今後の工事を安全かつ円滑に実施するため」としている。

政府は軟弱地盤の改良のため、約7万本の砂くいを海中に打ち込む計画だ。

8月1日以降大浦湾側の工事が本格的に進んでいくこととなるが、難工事を前に工期の長期化や費用の増加、また環境への影響などが懸念される状況は変わっていない。

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