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[台北 4日 ロイター] - 台湾の安全保障当局である国家安全局の蔡明彦局長は4日、中国が違法漁業の疑いで台湾の漁船を拿捕したことについて、台湾に圧力をかける心理作戦の可能性があるとの見解を示した。
議会で記者団に対し「これが認知戦に関係した作戦であるかどうかを分析し続けなければならず、中国共産党の動機が何であるかを調べる」と述べた。
台湾の海上保安当局によると、中国は以前にも台湾漁船を違法漁業の疑いで拿捕したことがあるが、罰金が支払われた後に解放したという。
中国で台湾政策を管轄する国務院(政府)台湾事務弁公室は3日夜、台湾漁船が違法漁業を行っていたとして、拿捕は漁業資源と環境を保護するための「通常の法執行」だと説明。「関連部門が法規に従って対処する」とする声明文を出した。