【K-POP】EXOのレイ、最新アルバムに込めた想いを語る「日本のファンの皆さんに、とても感謝している」

この記事は、Sofia Sayson の取材記事をBuzzFeed Japanが翻訳・編集しました。

K-Popグループ、EXOのレイが新アルバム『STEP』をリリースした。レイにとって初の英語アルバムとなる。

EXO

中国出身のレイは、2012年にEXOのメンバーとして韓国と中国で同時デビューを果たした。

そんなレイの新アルバム『STEP』の中で、最初にリリースされた曲「Run Back To You」の制作は、アーティストのラウヴと取り組んだ。他にも、「Psychic」や「Step」など、全12曲収録されている。

歌手活動の他に、自身の会社Chromosome EntertainmentのCEOを務める傍ら、俳優業にも精を出すレイ。映画『カンフー・ヨガ』では、ジャッキー・チェンと共演した。中国で7月12日に公開予定の映画『A Legend』にも出演予定だ。

昨年2月、レイは日本でファンミーティング「BURNING HEART」を開催した。

BuzzFeedは、大活躍のレイに話を聞いた。

——新アルバム『STEP』の制作過程について教えてください。最も難しかったことは?

レイ: このアルバムのリリースを発表でき、とても嬉しいです。

『STEP』は、ショーンダ・グラスやJHart、カイル・レイノルズといった、すばらしい作曲家やプロデューサー、そしてグラミー賞にノミネートされたRykeyzとのコラボアルバムです。

ラウヴとも音楽制作を一緒にしました。『Run Back To You』はもうお聞きになりましたか?このアルバムで最初に発表された曲です。

——聞きました!すごく良い曲ですよね。

レイ: ありがとうございます!とても大変な作業でした。みなさんに曲を聞いてもらうために、このアルバム制作に全力で取り組みました。

——ファンの人たちには、曲から何を感じ取ってもらいたいですか?

レイ: このアルバムに自分自身を詰め込みました。

この曲を聴いてくれた人にも、人生の一歩一歩のプロセスを感じ取ってもらいたかったんです。人生の過程も楽しむべきですから。

——このアルバムは他のアーティストとのコラボレーションが収録されていますね。それぞれアーティストの音楽へのアプローチは異なると思いますが、このプロジェクトから学んだことは?

レイ: 音楽業界には、たくさんのコラボレーション作業があると思います。多くの人が一緒に音楽を制作していて、チームワークはドリームワークであると気がつきました。

このアルバムを制作する中で、他のアーティストの文化を尊重することを学びました。また自分の考えを貫き、成り行きに任せる大切さも学びました。もちろんたくさんの努力が必要ですが、それと同時に自分自身を見失わないことも重要です。

——『Psychic』のミュージックビデオをドバイで撮影されたと思いますが、どうでしたか?思い出に残っている舞台裏話があれば、ぜひ教えてください。

レイ: ドバイ!本当にすばらしい場所です。ドバイでは以前、映画『カンフー・ヨガ』を俳優のジャッキー・チェンさんと撮影したことがあります。

だから、ドバイでの思い出はたくさんあるんです。

ミュージックビデオの撮影の中で、永遠の愛の象徴としてラクダを使用しました。撮影で、さまざまな場所に行くのはとても楽しいですね。

また、ドバイ政府とのつながりができるようなビデオを作りたかったんです。ツアーなどができるようになるかもしれないので。

このようなプロジェクトに携われて、とても幸せです!

——俳優業についてもお話を聞かせてください。ジャッキー・チェンさんや他の俳優との共演はいかがでしたか?

レイ: いつ、どこでまた皆さんと一緒に仕事ができるかわかりません。しかしその経験から、自分でいることの大切さを学びました。誠実になることです。

そして他の俳優さんたちと尊重し合うことが大事です。共演者の皆さんから、とても良いメッセージとエネルギーを受け取ることができました。

誰かと一緒に働くと、最低でも一人は(何かを教えてくれる)"先生"に出会えるんです。

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——これまでファンの人たちから言われた言葉で、いちばん心に残っているものは?

レイ: 「がっかりさせられたことがない」、「歌手や俳優をやめてしまったり、どこかへ行ってしまったら、悲しくなる」といった言葉ですかね。

私には、心から応援してくれるファンがいて、彼らと良い関係を築くことができていると思います。ファンの人たちが本当に本当に大好きなんです!

——「私がいちばん幸せなときは…」…の部分を埋めて答えていただけませんか?

レイ: 私がいちばん幸せなときは、ファンや観客の皆さんの前で良いパフォーマンスができたときです。

私はただ音楽を作り、世界をつなぐ、“架け橋”のような存在になりたいんです!

——10年以上前からキャリアを築いていますよね。同じ業界に進む人たちを指導される立場から、ご自身の思いを教えてください。

レイ: 恵まれていると感じます。本当に!

私はEXOとしてデビューしましたが、EXO-Lの皆のおかげで、たくさんの人たちに知っていただくことができています。これまで中国での活動の機会をたくさんいただきました。

XBACK(レイのファン名)がたくさん支援してくれるので、中国市場で成果を収めることができました。10年前に戻っても、同じ決断をするか?と聞かれたら、正直わかりません。私はずっと私であり続けます。何かやりたいと思えば、挑戦します。

数年後何をしているかはわからないので、とにかくいろんな経験をして、自分の人生を生きています。

それが私です。もし過去に戻ったとしても、すべて同じになると思います。

——過去のインタビューで「人生は仕事、仕事は人生」とおっしゃっていましたね。人生で、何にいちばんやりがいを感じますか?

レイ: おお、とても難しい質問ですね。私は何にやりがいを感じるのか、まだわかりません。この業界の一員であるということだけで、幸せです。

この業界でキャリアを歩めた私は、幸運です。毎日が楽しいです。

すべての活動を通して、自分に足りないところを理解、見つけることができるようになりました。足りないところを補って、より良い自分になるのが楽しみです。

——レイさんのインタビューをたくさん読んだのですが、ポジティブなマインドセットをお持ちですよね!人生と30代を生き抜くための、マインドセットについて教えてください。

レイ: ありがとうございます!有名人というのは…常に人前に立たなければいけないので、自分がポジティブなエネルギーを持ち、それを皆さんと共有する必要があります。それが私たちの責任です。

私たちも時々ネガティブな考え方をするときもあります。それは仕方のないことだと思うのですが、そのネガティブな気持ちをどう対処するかが大事です。

アーティストであれば、挑戦し、冒険しなければいけないと思います。そうすることで、良い世界に出会い、自分自身に良い出来事が起こると思います。

そして絶対に諦めないことです!

——日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

レイ: 日本のファンの皆さん、大好きです!ソロのファンミーティングは、3カ月前だったと思います。日本に行くのは5年、7年ぶりくらいでした。ファンの皆さんがまだ私のことを覚えていてくれて、嬉しかったです。

皆さんに会って、心が満たされ、温かくなりました。

この気持ちをどう表せばいいかわかりません。小さなファンミーティングでしたが、たくさんの感情が湧き上がりました。

日本のファンの皆さんに、日本語の曲を作りました。あまり発音が良くありませんが、曲を気に入っていただき、私の思いが伝われば嬉しいです。

日本のファンの皆さんには、とても感謝しています。どう伝えればいいのか。自分の感情を説明できないですが、とにかくありがとうと伝えたい!

「Grandline」のツアーで、日本にも行けたらと思っています。その時またファンの皆さんに会えたら嬉しいです!

日本のファンの皆さんも、私が用意した素敵なステージを見られるように願っています。

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