ラウリーが走者一掃の3点打 アスレチックス逆転勝利

【パドレス2-6アスレチックス】@オークランド・コロシアム

先発のクリス・バシットが5回表に2点を失い、追う展開を強いられたアスレチックスだが、6回裏に一挙5得点のビッグイニングを作って逆転に成功。7回裏にはチャド・ピンダーにダメ押しの8号ソロが飛び出し、6対2で逆転勝利を収めた。6回裏のアスレチックスは1安打と2四球で無死満塁のチャンスを作り、ジェッド・ラウリーがレフトへ走者一掃の3点タイムリー二塁打を放って逆転。クリス・デービスがセンターへのタイムリーで続き、マット・オルソンは併殺打に倒れたものの、マーク・キャナがレフトへ11号ソロを放ち、5得点のビッグイニングが完成した。2番手のエミリオ・パガーンが1回1/3を無失点に抑えて2勝目(0敗)をマーク。パドレスは先発のクレイトン・リチャードが6回に崩れ、8敗目(7勝)を喫した。

2点ビハインドの6回裏無死満塁の大チャンスで打席に入ったラウリーは、カウント2-2からの5球目、真ん中付近に甘く入った速球を逃さず捉え、走者一掃の3点タイムリー三塁打で一気に試合をひっくり返した。「ストライクゾーンをしっかり把握して打つべきボールを打つだけだよ」と自身の打撃アプローチについて語ったラウリー。その言葉通り、打つべき球を待ち、甘い速球を捉えた見事な一打だった。今季は得点圏打率.352と勝負強さを発揮し、ここまで打率.293、14本塁打、59打点、OPS.857の好成績をマーク。防御率0点台のクローザー、ブレイク・トライネンとともにオールスター候補に挙げられており、メジャー11年目にして自身初のオールスター選出が実現する可能性もありそうだ。

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