打線の組み換えが奏功 新打線が機能したパイレーツ勝利

【ナショナルズ3-6パイレーツ】@PNCパーク

パイレーツは1番にコリー・ディッカーソンを置く新打線が機能し、本拠地でのナショナルズ3連戦の初戦を制した。ナショナルズ先発のジェフリー・ロドリゲスの立ち上がりを攻め、初回にグレゴリー・ポランコの2点タイムリーとコリン・モランのタイムリー二塁打で3点を先制したパイレーツは、続く2回裏にもディッカーソンのタイムリー三塁打とポランコの13号2ランで3点を追加。2回終了時点で6対1と5点のリードを奪い、先発のイバン・ノバが試合中盤に2本塁打を浴びたものの、救援陣が合計3回1/3を無失点に抑え、6対3で逃げ切った。6回途中3失点のノバは序盤から打線の援護に恵まれ、5勝目(6敗)をマーク。ナショナルズは序盤の失点を取り返すことができなかった。

ジョシュ・ハリソンが7番に下がり、ジョシュ・ベルが休養日を与えられるなか、パイレーツのクリント・ハードル監督は1~4番にディッカーソン、スターリング・マーテイ、ポランコ、モランの4人を並べたが、この新打線が見事に機能した。初回は1~4番の4連打で3点を先制し、2回裏は四球で出塁した8番のマックス・モロフを9番のノバがバントで送り、ディッカーソンとポランコの長打で3点を追加。1~4番がチームの全得点に絡む活躍を見せ、チームを勝利に導いた。

ノバが6回途中で降板したあとは、2番手のリチャード・ロドリゲスが1回1/3をパーフェクトに抑える好リリーフを見せ、8回表に登板した3番手のエドガー・サンタナはアンソニー・レンドン、ブライス・ハーパー、マット・アダムスを三者連続三振。最終回はクローザーのフェリペ・バスケスが一死一、二塁のピンチを背負ったものの、代打のマーク・レイノルズを遊撃への併殺打に打ち取り、序盤から優位に進めた試合を締めくくった。

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