EURO2016で大ブレイクし、勢いそのままにバイエルンへ移籍したポルトガル人MFレナト・サンチェスは、この2年で大きな挫折を味わった。バイエルンでは出場機会がなく、イングランドのスウォンジーにレンタル移籍してからも思うような活躍が出来なかった。
しかし、バイエルン指揮官がニコ・コバチに代わったことでサンチェスはチャンスをもらえるようになるかもしれない。21日におこなわれたインターナショナルチャンピオンズカップ（ICC）のパリ・サンジェルマン戦でサンチェスは直接フリーキックを決めたのだ。新指揮官の前で幸先のいいスタートだ。
英『FourFourTwo』によると、コバチもサンチェスに一定のプレイタイムを与えていく考えを示している。ここまでのトレーニング態度にも満足しているようで、サンチェスに挽回のチャンスが訪れている。
「違う国から選手がやってきた時に覚えておかなければならないのは、新しい環境にすぐ適応することは期待できないということだ。これはどの選手も同じで、時間を与えないといけない。その時間が彼に十分与えられていたとは思えないけど、今は彼には時間を与える。トレーニングも最初からモチベーション高く取り組んでいて、それを3週間毎日見てきた。彼はやる気があるし、だからこそ彼が良いゲームをしてフリーキックを決めたのは嬉しいね」
コバチは若手の育成にも定評ある指揮官だ。サンチェスはここで変われるか。
