シュワーバー決勝弾 カブスが宿敵との5連戦に勝ち越し

【カージナルス2-7カブス】@リグリー・フィールド

カブスは2対2の同点で迎えた6回裏にカイル・シュワーバーの19号ソロで勝ち越しに成功。その後も得点を重ねて7対2で勝利を収め、ダブルヘッダーを含む宿敵・カージナルスとの5連戦を3勝2敗で終えた。カージナルスに2点を先行されたカブスだったが、4回裏にイアン・ハップとウィルソン・コントレラスのタイムリーで同点とし、6回裏にシュワーバーが勝ち越し弾。7回裏にはクリス・ブライアントがタイムリーを放ち、8回裏にも3本のタイムリーでカージナルスを突き放した。カブス先発のホゼ・キンターナは7回2失点の好投で今季9勝目(6敗)をマーク。カージナルスは先発のマイルズ・マイコラスが5回2失点と試合を作ったものの、リリーフ陣が踏ん張り切れなかった。

カブスが両リーグ最多となる今季32度目の逆転勝利を収め、ガッチリと地区首位の座をキープした。シュワーバーは「(逆転勝利の多さが)このチームの粘り強さを示していると思う。僕たちはリードを奪われることを恐れないし、負けている状況でも決して諦めないんだ」と誇らしげにコメント。逆転勝利を積み重ねてきたことにより生まれた「絶対に逆転できる」という自信がチームの強さを支えているのだろう。なお、前日まで6試合連続本塁打と絶好調だったカージナルスのマット・カーペンターはバント安打1本のみに終わり、快記録がストップ。シュワーバーはカーペンターの活躍について「信じられないよ。僕は外野で(本塁打を眺めながら)ただ笑っているだけだった」と話していた。

© MLB Advanced Media, LP.