ロシアワールドカップでフランス代表を優勝に導く見事なパフォーマンスを披露したMFポール・ポグバは、この活躍をマンチェスター・ユナイテッドでのプレイにどう繋げていけばいいのだろうか。ポグバはマンUでのプレイが批判されることも多く、フランス代表でのパフォーマンスとは明らかに差があった。
チームを指揮するジョゼ・モウリーニョは、ワールドカップという特殊な環境も影響していたのではないかと分析している。長いシーズンを戦うクラブと違い、ワールドカップは1カ月間の短期決戦だ。それが集中しやすい環境を生んだのではないかとの見方だ。
米『ESPN』によるとモウリーニョは、「ワールドカップは彼のような選手がベストを尽くすうえでパーフェクトな大会だと思う。なぜか?それは1カ月間フットボールのことだけを考えられるからだ。チームとともにトレーニングキャンプに入り、外界から隔離されてフットボールのみに選手たちは集中する。シーズン中はビッグマッチもあれば格下との戦いもあり、格下との戦いでは集中力を欠くこともある」とクラブとの違いについて語っている。
またワールドカップはグループステージから決勝トーナメントと目的がはっきりしており、それもモチベーションを発揮しやすかったのではないかとモウリーニョは見ている。ポグバが同じ集中力をシーズン中も維持できるのか、それがマンUでの成功のカギとなる。モウリーニョはポグバ次第と語っており、能力の高さを考えればモチベーションさえ保てれば継続的に活躍することは可能なはずだ。