ブリュワーズ・サラディーノが延長10回にサヨナラ犠飛

【ナショナルズ4-5xブリュワーズ(延長10回)】@ミラー・パーク

ブリュワーズは2回までに4点のビハインドを背負ったものの、5回裏に3点、7回裏に1点を奪って同点に追い付き、延長10回裏にタイラー・サラディーノがレフトへの犠牲フライを放ってサヨナラ勝ち。地区首位のカブスとのゲーム差を1.5に縮めた。5回裏にクリスチャン・イェリッチの13号2ランなどで1点差としたブリュワーズは、7回裏にロレンゾ・ケインが同点タイムリー。10回裏はナショナルズ6番手のマット・グレイスを攻めて無死満塁のチャンスを作り、トラビス・ショウこそ三振に倒れたものの、サラディーノがレフトへフライを打ち上げ、フアン・ソトの返球が一塁側へ逸れる間に三塁走者のケインがサヨナラのホームを踏んだ。

一時はナ・リーグ中部地区の首位を走りながらもカブスにその座を奪われ、直近9試合で1勝8敗と失速していたブリュワーズ。ケインは「僕たちはチームとして混乱し、スランプに陥っていた。間違いなく今日の勝利は大きいよ」と延長戦の末のサヨナラ勝利を喜んだ。サラディーノが打ち上げた打球は少し浅いようにも見えたものの、「浅いか深いかなんて関係なかった。いずれにしても本塁に突入するつもりだったからね」とケイン。「幸運にも送球が逸れてくれたから、楽にホームインすることができたよ」と語ったように、送球が逸れていなければ際どいタイミングだったかもしれないが、運も味方につけたということだろう。このサヨナラ勝利をきっかけにブリュワーズが再び勢いに乗ることができるか注目だ。

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