創成館 主砲「結果にこだわる」 初戦に向け各自調整

 本県代表の創成館は4日、全体練習は行わず、選手たちは開会式のリハーサル後、それぞれ自由に調整。宿舎の屋外スペースでスイングに汗を流したり、夕方は関西大阪県人会などから激励を受けたりした。
 春の選抜大会も経験したチーム。猛暑が続く夏の甲子園について、稙田監督は「暑いから体は動くが、それは細かなプレーを含めて体ができていることとは違う。勘違いさせないようにしないといけない。普段通りに過ごせているが、油断につながったら駄目」と気を引き締め直していた。
 選抜は故障で不完全燃焼に終わった主砲の杉原は、寮の同部屋だった先輩からプレゼントされた真新しい手袋を着けて9日の創志学園(岡山)戦に臨む。「相手が自信を持っている球を、どれだけ早い段階で打てるかが鍵になる。結果にこだわり、先輩のためにも打ちたい」と気合十分だった。

先輩からもらった手袋を着けて素振りする創成館の杉原=堺市

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