ルノーF1チームのニコ・ヒュルケンベルグは、ダニエル・リカルドが2019年にチームメイトになることは、自分にとって非常に歓迎すべき出来事であると語っている。
レッドブル・レーシング残留が内定しているといわれていたリカルドだが、2018年末で慣れ親しんだチームを離れ、ルノーに移籍することが突然発表された。
ルノーは、リカルドと2019年から2年にわたる契約を結んだこと、チームメイトはヒュルケンベルグであることを明らかにした。この発表により、現在レースドライバーを務めるカルロス・サインツJr.が今季末でルノーから離脱することが確定した。
2017年からルノーで走っている30歳のヒュルケンベルグは、非常に高い評価を受けているドライバーではあるが、ここまでのベストリザルトが4位で、表彰台の経験がない。一方、29歳のリカルドは、すでに7勝という実績を挙げている。
リカルドをチームメイトに迎えることで、ドライバーとしての実力が試されることになるが、ヒュルケンベルグはそれはいいチャンスであると前向きに考えている。
■「リカルド獲得はルノーの本気度の表れ」とヒュルケンベルグ
「ようこそ、ルノー・ファミリーへ。来年、一緒に戦うのを楽しみにしている」とヒュルケンベルグはSNSを通してリカルドにメッセージを送るとともに、リカルドのルノー加入を喜ぶ発言も行っている。
「このニュースをポジティブにとらえている」とヒュルケンベルグ。
「ルノーがビッグスリー、つまりメルセデス、フェラーリ、レッドブルに本気で挑戦しようとしていることの証明だからだ」
ヒュルケンベルグはマヨルカ島で休暇を過ごしている時にこのニュースを知ったという。
「ダニエルは素晴らしいドライバーだ。なんでもうまくやれる、すごい男なんだ」とヒュルケンベルグはドイツのBildに対してコメントした。
「僕にとっては、優秀なチームメイトと組めるのはポジティブなことだ。マイナスの要素はない。その上、ルノーが(F1でトップに立つために)いかに本気で戦おうとしているかが分かるというものだ」