〔熱中症〕8月6日から8月12日の7日間で7079人搬送、前週より減少も昨年同期よりも多い状態続く

総務省消防庁は14日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
8月6日から8月12日の7日間における全国の救急搬送者数は7079人で、前週(13575人)に比べて6496人減少、前年同期(5256人)と比べて1823人増加しました。
傷病の程度別では、初診時において死亡が確認された人は6人で、前週(13人)に比べて7人減少しました。また、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は115人で、前週(194人)に比べて79人減少しました。
年齢別では、満65歳以上の高齢者が3437人で、全体の48.6%を占めています。
発生場所別では、住居が2870人と最も多く、全体の40.5%を占めています。
また、都道府県別では、東京都が596人と全国で最も多く、次いで、愛知県が595人、大阪府が487人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

■熱中症による全国の救急搬送状況(2018/8/6~8/12・速報値)
・救急搬送者数:7079人
※前週比6496人減、前年同期比1823人増

<日別>
・8/6(月):1602人
・8/7(火):766人
・8/8(水):594人
・8/9(木):641人
・8/10(金):1356人
・8/11(土):1222人
・8/12(日):898人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :6人
・重症 :115人
・中等症:2219人
・軽症 :4670人
・その他:69人

<年齢別>
・18歳未満:1019人
・18~65歳:2623人
・65歳以上:3437人

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):2870人
・工事現場や工場などの仕事場:818人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):135人
・教育機関:330人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):686人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):910人
・道路:967人
・その他:363人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・東京都:596人
・愛知県:595人
・大阪府:487人
・神奈川県:409人
・福岡県:371人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

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