ドージャーがサヨナラ犠飛 ドジャース5連敗ストップ

【ジャイアンツ3-4xドジャース(延長12回)】@ドジャー・スタジアム

5連敗中のドジャースはこの日も悪い流れを止められず、3点リードの8回表に3番手のケイレブ・ファーガソンがアンドリュー・マカッチェンに14号3ランを浴びて同点に追い付かれてしまう。9回裏は一打サヨナラのチャンスで前田健太が代打に起用されたものの空振り三振に倒れ、10回裏のチャンスではマニー・マチャドが空振り三振。なかなか好機を生かすことができない展開が続いていたが、12回裏は連打で無死一、三塁のチャンスを作り、ブライアン・ドージャーがセンター後方への犠牲フライで試合に決着をつけた。ドジャースはサヨナラ勝ちで連敗を5でストップ。11回からの2イニングを無失点に抑えた6番手のペドロ・バイエズが今季4勝目(3敗)をマークした。

サヨナラ犠牲フライを放ったドージャーの口からは次のようなポジティブなコメントが聞かれた。「前にチェックしたんだけど、連勝のほとんどは負け試合のあとに始まるんだよね。これから連勝が続くと良いな」。もちろんこれはドージャーなりのジョークだが、こうしたポジティブな思考ができる選手がいることはチームにとって大きなプラスをもたらすはずだ。同地区ライバルであるロッキーズ相手の3連敗を含む5連敗で同率地区首位の座から転落し、昨日の時点で地区3位まで順位を落としたドジャースだが、この日のサヨナラ勝ちによりロッキーズと並ぶ地区2位タイに浮上。試合がなかった首位ダイヤモンドバックスとのゲーム差は1.5に縮まった。地区6連覇に向けての戦いはこれからが本番。いかにポジティブな思考ができるかが、戦いのカギを握ることになるかもしれない。

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