世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の保全に役立ててもらおうと、九州電力長崎支社と九州電力労働組合長崎支部は20日、計約125万円を県に寄付した。
二宮浩一支社長と本多毅執行委員長が県庁を訪れ、中村法道知事に目録を贈呈した。中村知事は「遺産を次世代に引き継ぐ取り組みにつながる」と感謝を伝えた。同社は大浦天主堂など構成資産の電気設備の点検にも取り組んでおり、二宮支社長は「地域に根差した企業として、今後の維持管理に少しでも役立つことができれば」と話した。
寄付金は構成資産の保全などを目的とした基金に積み立てる。これまでの積立額は約9千万円。
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