2年目・アレンが決勝弾 インディアンス1点差逃げ切り

【インディアンス5-4レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

インディアンスは今季15勝をマークしているエースのコリー・クルーバーが2回までに3点を失う苦しい立ち上がりとなったものの、5回表にメルキー・カブレラの5号ソロで2点差とし、6回表にはマイケル・ブラントリーが14号同点2ラン。さらに7回表にはグレッグ・アレンがレッドソックス先発のリック・ポーセロに対してこの試合チーム3本目となる2号2ランをお見舞いし、逆転に成功した。2点リードの9回裏にクローザーのコディ・アレンが1点を失ったものの、インディアンスは5対4で逃げ切り。7回途中3失点と粘り強く投げ続けたクルーバーは、打線の一発攻勢にも助けられ、今季16勝目(6敗)をマークした。

メジャー2年目の25歳外野手、G.アレンが放った一発が決勝打となり、インディアンスは直近16試合で13個目となる白星を手に入れた。3対3の同点で迎えた7回表二死一塁の場面で打席に入ったG.アレンがカウント1-0からの2球目、真ん中付近に甘く入ったチェンジアップを捉えると、打球は右中間スタンドへ一直線。ポーセロが打たれた瞬間にマウンドに崩れ落ちたように、打った瞬間にそれとわかる見事な一発だった。ア・リーグ東部地区首位のレッドソックスとア・リーグ中部地区首位のインディアンスが激突する4連戦は「ポストシーズン前哨戦」とも言われており、まずはインディアンスが1勝。レッドソックスが誇る「2ケタ勝利カルテット」の一角を攻略したことは、インディアンスにとって大きな自信となったに違いない。

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