YKKAP、プロユーザー向け提案施設を黒部荻生製造所に開設

 YKKAP(本社・東京都千代田区、社長・堀秀充氏)は22日、黒部荻生製造所(富山県黒部市)内に来年3月をめどにプロユーザー向けの技術提案施設「パートナーズ・サポート・スタジオ」を設けると発表した。工務店や設計事務所向けに商品力や技術力をPRすることが狙い。延べ床面積は約1400平方メートルで、投資金額は約3億円となっている。

 新施設には主に商品の実物を展示。職人不足に対応するための施工面での工夫や、複数の商品を組み合わせて断熱性や意匠性を高めめる取り組みなどを紹介する予定となっている。隣接する研究開発拠点のR&Dセンターや、性能や使い勝手をテストする価値検証センターと連携して効果的にユーザーに製品力を訴求する。

 21日には安全祈願祭が行われ、12月には竣工する予定。その後提案設備を製作し来年3月に正式にオープンする。黒部荻生製造所は同社の技術面での中核拠点。北陸新幹線の駅から近く、首都圏から約2時間半でアクセスでき、国内外から訪れるプロユーザーへの提案に適した立地となっている。

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