今や欧州の複数のリーグ戦で導入されているVAR(ビデオアシスタントレフェリー制度)。今夏に行われたロシアW杯でも導入されるなど、瞬く間にサッカー界に普及している。
今季のUEFAチャンピオンズリーグでの導入が噂されるなか、今夏にバイエルン・ミュンヘンからバルセロナに移籍したMFアルトゥーロ・ビダルが、同制度について言及。同時にバルセロナの宿敵であるレアル・マドリードを口撃した。スペイン紙『as』が伝えている。
「(自分がバイエルンにいた頃から)VARが導入されていれば、バイエルンは2度チャンピオンズリーグを制することができていたし、レアル・マドリードのタイトルは2つ減っていただろうね」
同選手はバイエルンに在籍していた2016-2017シーズンのチャンピオンズリーグ準々決勝で、レアルと対戦。2ndレグの84分には巧みなスライディングでボールに触れたものの、このプレイが相手MFマルコ・アセンシオに対するファウルと判定され、同試合2度目の警告により退場を命じられた。レアル戦のどの判定に不満を持っているかについて多くを語らなかった同選手だが、当時の受け入れ難い判定の数々が、今でも同選手の脳裏に焼き付いているということだろう。