右翼の凶弾で重傷を負った本島長崎市長は2月21日午後、35日間の入院生活を終え、市立市民病院を退院した。
顔色はまだ青白く少々やせ気味の市長は「何日間も死線をさまよったような感じで、今も恐怖の念がよみがえり暗い気持ち」と心中を語った。
体は回復したものの、精神的な〝傷痕〟は今なお消え去っていないことをうかがわせたが、今後の市政運営には「市民、市議会、市議員にかけた迷惑を全力でカバーしたい」と意欲を示した。(平成2年2月22日付長崎新聞より)
【平成の長崎】本島市長が退院 35日間の入院生活終え 平成2(1990)年
- Published
- 2018/08/29 00:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/11 12:01 (JST)
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