きょう8/30(木)は秋雨前線が北日本へと北上、前線に近い東北や北陸では大雨となる見込み。また、晴れる東日本・西日本では厳しい暑さとともに、午後は雷雨に注意が必要となる。
東北・北陸は大雨に警戒
東北の日本海側と北陸は9/1(土)にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる見込み。北陸や東北の南部では、これまでに降った大雨により総降水量が多くなっている所がある。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒が必要だ。
また、午後は広い範囲で大気の状態が不安定となるため、東日本・西日本でも内陸部や山沿いを中心に急な雷雨のおそれがある。
空模様の変化に注意し、雷の音や光など積乱雲が近づく兆しがある場合は建物内に避難するなど安全確保に努める必要がある。
▼今後予想される雨の量(多い所)
<31日6時まで>
東北 180ミリ
北陸 120ミリ
<その後、9月1日6時までの24時間>
東北、北陸 100~150ミリ
東京も再び厳しい暑さに
きのうの東京都心の最高気温は29℃と少し暑さが和らいだが、きょうは再び夏の空気に覆われる。予想最高気温は関東から西で34℃前後の予想。場所により35℃以上の猛暑日となる所もありそうだ。引き続き熱中症など体調管理にも十分注意したい。
<30日(木)の予想最高気温>
36℃…名古屋、京都
35℃…さいたま、甲府、岐阜、大津、大阪、奈良など
週末は雨の範囲が拡大
あす31日(金)も日本海の前線に向かって、南から暖かく湿った空気の流れ込む状態は続く見込み。このため、西日本から東日本の日本海側を中心に、大気の状態が非常に不安定となって雨雲が発達する予想だ。
さらに、1日(土)にかけては前線が南下、雨の範囲が広がって全国的に天気は下り坂傾向となる。局地的に大雨となるおそれもあるため、発表される警報や注意報、気象情報等に注意が必要だ
(気象予報士・野口琢矢)