ブレーブスが強打者・デューダと捕手・リベラを獲得

日本時間8月30日、ブレーブスは金銭トレードでロイヤルズからルーカス・デューダ、ウエーバーでエンゼルスからレネイ・リベラを獲得したことを発表した。デューダはブレーブスが求めていた左の代打要員として早ければ明日にもチームに合流する予定。一方のリベラはロースター枠が40人に拡大する9月に入ってから3番手捕手としてチームに加わる見込みだ。

控えに左打者が24歳のリオ・ルイーズしかおらず、代打で使える左打者を探していたブレーブスは、ウエーバーでナショナルズからカージナルスへ移籍したマット・アダムスの獲得を検討していたことが報じられている。アダムスの獲得は実現しなかったが、デューダを獲得することでチームのニーズを満たすことに成功した。今季のデューダは87試合に出場して打率.242、13本塁打、48打点、OPS.723をマーク。左腕には打率.180、2本塁打、OPS.513と相変わらず苦戦しているものの、右腕に対しては打率.267、11本塁打、OPS.808と上々の成績を残している。ブレーブスにはフレディ・フリーマンという不動の正一塁手がいるため、デューダは右腕に対する代打要員としての起用が中心になりそうだ。

一方のリベラはメジャー10年目のベテラン捕手(35歳)。今季は右膝の炎症により長期離脱を強いられたため、ここまで30試合の出場にとどまっているが、打率.244、4本塁打、OPS.726とキャリア平均を大きく上回る打撃成績を残している。また、ディフェンス能力にも定評があり、今季の盗塁阻止率は43.8%という高水準。日本時間5月7日のマリナーズ戦では大谷翔平とバッテリーを組み、6回2失点の好投を引き出した(大谷は3勝目をマーク)。ブレーブスは昨季からカート・スズキとタイラー・フラワーズの両捕手を併用してシーズンを戦っているが、リベラには両者に万が一のことがあった場合の保険として3番手捕手の役割を担うことが期待されているようだ。

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