ジョーンズが逆転満塁弾 オリオールズが3連戦スイープ

【ブルージェイズ5-10オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

オリオールズは先発のアレックス・カッブが2回までに4点を失う苦しい展開となったものの、4回裏にトレイ・マンシーニの20号ソロで1点を返し、続く5回裏にはアダム・ジョーンズが14号逆転グランドスラム。その後、6回表にデボン・トラビスの11号ソロで同点に追い付かれたものの、直後の6回裏にオースティン・ウィンズのタイムリーなどで2点を勝ち越し、8回裏にはさらに3点を追加して10対5で勝利した。先発のカッブは6回途中5失点と不本意なピッチングに終わったが、救援陣は合計3回1/3を無失点に抑える好投。オリオールズはブルージェイズ3連戦をスイープし、今季40勝(94敗)に到達した。

7月末にトレードを拒否し、オリオールズでプレイし続けることを選択した男の通算2本目の満塁弾が試合の流れを一変させた。5回裏にオリオールズは3本の単打で二死満塁のチャンスを迎え、ジョーンズがカウント3-1からの5球目、高めに浮いたチェンジアップを一閃。打球はレフトスタンドに突き刺さり、オリオールズは3点のビハインドを一気にひっくり返した。「間違いなくあの満塁弾が試合の流れを変え、僕たちを勢いに乗せてくれた」と語ったのは先発のカッブ。10年ぶりの満塁弾を放ったジョーンズは「僕たちには失うものなんてないからね。そういうときはやりたいことが思い切りできるのさ」とチームの苦しい状況を踏まえつつ、ポジティブなコメントを残した。

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