【平成の長崎】変則5車線 渋滞解消へ供用開始 旅博控え期待大 平成2(1990)年

 長崎県内最大の交通ネックと地帯なっていた長崎市民病院前の道路が6月17日夕から暫定5車線道路として供用を始めた。大幅な交通渋滞の解消が期待されているが、電車軌道をそのまま残した変則通行で不慣れなドライバーによる交通事故が懸念材料となっている。
 これまで上下2車線だったが、この道路が長崎旅博のアクセス道となるため、県が上下6車線への拡幅を計画。ところが、拡幅予定地の倉庫群の移転が難航、旅博までの暫定措置として倉庫の一部を切断するなどして変則5車線(一部6車線)で共用することになった。(平成2年6月18日付長崎新聞より)

17日夕から、従来の2車線から暫定5車線(一部6車線)で共用開始された長崎市民病院前の県道=長崎市出島町方向から撮影

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