世界遺産の振興に県観光連盟へ寄付 たちばな信金

 世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を活用した観光振興に役立ててもらおうと、たちばな信用金庫(諫早市)は29日、県観光連盟に30万円を寄付した。
 たちばな信金では、同遺産を支援するため、取扱総額の0・01%以上を寄付に充てる応援定期預金「祈(いのり)」を6月20日~8月10日に販売。目標の20億円を上回る26億6300万円を販売した。
 県庁であった贈呈式では前田眞一常務理事が「お客さんの関心が高く、予想を上回る金額を寄付できた。世界遺産の振興に生かしてもらいたい」と述べ、同連盟の中崎謙司副会長(県文化観光国際部長)に目録を贈呈。中崎副会長は「世界遺産の効果を県内の隅々にまで行き渡らせるため、寄付金を有効活用したい」と話した。

中崎副会長に目録を手渡す前田常務理事(右)=県庁

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