非常に強い台風21号 勢力を維持して4日(火)に九州から東海に接近・上陸のおそれ

2日(日)午後3時現在の台風の位置と今後の進路予想

 非常に強い台風21号は、3日(月)は大東島地方に接近し、4日(火)には九州から東海にかなり接近し、上陸するおそれがある。3日にかけて、沖縄ではうねりを伴った高波に警戒し、西日本と東日本の太平洋側でも高波に注意が必要だ。

 非常に強い台風21号は、2日(日)午後3時現在、日本の南の海上を1時間におよそ25キロの速さで北北西へ進んでいる。中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大瞬間風速は70メートルで、暴風域を伴っている。台風は3日(月)には非常に強い勢力で大東島地方に接近する見込み。その後は速度を速めながら北上し、4日(火)には非常に強い勢力を維持して九州から東海地方にかなり接近し、上陸するおそれがある。5日(水)には、日本海へ進む予想で、北日本でも大荒れとなり、海は大しけとなる可能性がある。

3日(月)午前9時と4日(火)午前9時の波の高さの予想

暴風・高波

 台風の接近に伴い、沖縄を中心にうねりを伴い波が高くなっていて、大東島地方ではしけている。3日(月)にかけては、沖縄から東日本の太平洋側で、うねりを伴って波が高くなり、大東島地方では非常に強い風が吹き、大しけとなりそうだ。

 3日(月)までに沖縄で予想される最大瞬間風速は35メートル。波の高さは、6メートル。強風やうねりを伴った高波に警戒・注意が必要だ。
 また、4日(火)は台風が速度を速めて北上するため、西日本から東日本の太平洋側では、急に風が強まり、猛烈な風が吹く見込み。海は猛烈なしけとなるおそれがあり、暴風やうねりを伴った高波に厳重な警戒が必要となる。

雨に関する全般気象情報

大雨

 3日(月)午後は台風の外側の湿った空気の影響で、西日本太平洋側の南東斜面を中心に雨が強まる見込み。4日(火)は台風の接近に伴って、西日本から東日本の太平洋側では急に雨が強まり、雷を伴った非常に激しい雨や局地的には猛烈な雨となるおそれがあり、大雨となりそうだ。
 土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫な警戒が必要だ。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。

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