ギリシャのオリンピアコスは2日、元コートジボワール代表MFヤヤ・トゥレを獲得したと発表した。移籍情報サイト『transfermarkt』によると、契約期間は2019年6月末までの1年間となっている。
現在35歳のヤヤ・トゥレはモナコやバルセロナでのプレイを経て、2010年夏にマンチェスター・シティへ移籍した。加入初年度から長年にわたりチームの主力として活躍してきたが、ジョゼップ・グアルディオラが監督に就任すると、たびたび指揮官との確執が噂され出場機会が激減。昨季は公式戦17試合に出場にとどまっており、シーズン終了後にチームを退団していた。
そんなヤヤ・トゥレが新天地に選んだのが古巣であるオリンピアコスだ。わずか1シーズンのプレイではあったが、2005-06シーズンのリーグ優勝に貢献していた。ヤヤ・トゥレは自身のオフィシャルサイトを通じて「オリンピアコスに復帰できて光栄だ。私は2006年にここを去ったとき、戻ってくると宣言していた。その言葉を守れて嬉しいよ」と喜びを語った上で「ヨーロッパやアジア、アメリカ、たくさんのクラブからオファーがあった。だけど最終的に、私と特別な関係を持つこの素晴らしいクラブに決めたよ」と移籍理由を明かしている。
12年前の約束を果たし、古巣オリンピアコスへの復帰が決まったヤヤ・トゥレ。これまでの経験をチームに還元することができるのか。