7~15日 満潮時間帯は浸水、冠水に注意 全般潮位情報

大潮と小潮のイメージ図。出典:気象庁ホームページ

9月10日の新月の前後は大潮の時期にあたり、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる。東北から関東北部にかけての太平洋沿岸、西日本および沖縄・奄美の沿岸の一部は、海岸や河口付近の低地で浸水や冠水のおそれがあるので注意が必要だ。

 夏から秋にかけては海水温が高い等の影響で、平常時の潮位が年間でも高い時期となる。さらに、9月10日の新月の前後は大潮の時期にあたるため、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる所がある見込み。また、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震により、東北から関東北部にかけての太平洋沿岸では地盤が大きく沈下している。

 このため、東北から関東北部にかけての太平洋沿岸、近畿、中国、四国、九州北部、九州南部・奄美および沖縄の沿岸の一部では、9月7日から9月15日にかけて、満潮の時間帯を中心に海岸や河口付近の低地で浸水や冠水のおそれがあるので注意が必要だ。
 
 この期間中に台風や低気圧の通過等があった場合や、短時間に海面が昇降を繰り返す副振動の発生等があった場合は、さらに潮位が上昇する可能性がある。今後、地元気象台から発表される高潮警報・注意報や潮位情報を気に留める必要がある。

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