大学生観光まちづくりコン 最優秀に活水女子大 観光庁長官賞と長崎新聞NR賞をW受賞

 長崎県離島の活性化につながる観光プランを提案する「大学生観光まちづくりコンテスト」長崎県国境離島ステージで、成果発表会に当たる本選が7日、長崎市内で開催。活水女子大のチーム「OJIKA-GIRLS」(5人)が最優秀の観光庁長官賞と審査員特別賞の長崎新聞NR賞をW受賞した。21日に東京で開かれる「ツーリズムEXPOジャパン」でも発表する。

 コンテストはJTB総合研究所(東京)などでつくる運営協議会が主催し、長崎新聞社など協賛。同ステージには23大学30チームがエントリーし、予選を通過した8大学11チームが本選に進んだ。

 各チームは五島列島や壱岐、対馬でフィールドワークをして把握した島ごとの課題を基に地域資源を生かした観光プランを考案。創造性や実現可能性などで審査を受けた。

 活水女子大のチームは北松小値賀町の古民家レストランで披露宴をする結婚式プランを発表。参列者らが活版印刷や赤土焼き物体験で引き出物を手作りすることなどを盛り込んだ。リーダーの文学部3年、平野紗也伽さん(20)は「新郎新婦、両親、ゲストに分け詳しくプランを説明できた。小値賀の方への恩返しになった」と喜びを語った。

 長崎ウエスレヤン大の「クリエータースタジオN4」(3人)も本選に進出。壱岐でのビーチ・ノルディック・ウオークを提案し、長崎県観光連盟賞に選ばれた。

 ■他の受賞チームは次の通り。

 ▽第2位 県立広島大「Ms.まっちゃ」 ▽第3位 跡見学園女子大「村上ゼミ3年」 ▽県知事賞 跡見学園女子大「村上ゼミ3年」 ▽JTB賞 九州産業大「商学部観光産業学科」 ▽オーディエンス賞 鹿児島大「閑古宇鳥」▽ポスターセッション優秀賞 比治山大「もみじmenじゅう」

観光庁長官賞に輝いた活水女子大「OJIKA-GIRLS」のメンバーら=長崎市茂里町、長崎ブリックホール
大学生が本県離島の観光プランを提案したコンテスト

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