3位決定戦に向け「次世代に繋いでいかないといけない」
宮崎市内で行われている「第12回 BFA U18アジア選手権」は9日、雨のため、予定されていた3位決定戦と決勝が中止、10日に順延となった。中国と3位決定戦を戦う予定だった侍ジャパンU-18代表は中止の知らせを受け、木の花ドームで約1時間半の練習を行い、中国戦に備えた。
5日の韓国戦、7日のチャイニーズ・タイペイ戦と2試合に登板している吉田輝星（金足農）。この日の練習ではノースロー調整を貫き、ストレッチなどで疲労回復に努めた。練習終了後には、10日に順延となった中国との3位決定戦に向け「優勝はなくなりましたけど、3位に入ることで来年の世界大会（U-18ワールドカップ）に出られる。次世代に繋いでいかないといけない。投げろと言われるかは分からないですけど、準備はしたい」と語った。
嬉しい来客があった。この日、練習が行われた木の花ドームには、金足農の中泉一豊監督の姿が。恩師の姿を見つけると、吉田の表情は自然と綻び、ベンチ内でしばし言葉を交わす場面もあり「昨日、渡辺（元智）さんに金足農と同じようにやれと言われたんですけど、このタイミングで監督が来たので、明日は金足農の一員らしく臨めるかなと思います。来てくださってうれしかったです」と笑顔を浮かべていた。（福谷佑介 / Yusuke Fukutani）
