石木ダム「必要性に疑問」 超党派国会議員団が視察

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 県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業を巡り、超党派の国会議員らでつくる公共事業チェック議員の会(会長・荒井聰衆院議員)のメンバー4人が13日、ダム建設予定地を視察し、反対地権者らと意見交換した。同会事務局長の初鹿明博衆院議員(立憲民主)は「利水、治水の両面で必要性に疑問がある。国会審議で国にただしていく」と述べた。
 他のメンバーは衆院議員の松平浩一、大河原雅子(いずれも立憲民主)、参院議員の山添拓(共産)の各氏。同会の視察は2015年以来2回目。西日本豪雨でダムの大量放流による浸水被害が発生した問題を受け「治水計画の再検証が必要」と再訪した。
 地権者の案内で川棚川の河口や水没予定地などを巡り、住民らと意見交換。住民の1人は「13世帯もの住民がいる土地を強制収用することが許されるのか。国にしっかりただしてほしい」と訴えた。初鹿議員は「河川改修などダム建設以前にやるべき治水対策があると感じた。佐世保市の水需要予測にも疑問がある。皆さんの声が届くようにしたい」と述べた。

地権者(手前)の説明を受ける国会議員ら=川棚町岩屋郷