ブリュワーズ・イェリッチが今季2度目のサイクル達成

【レッズ0-8ブリュワーズ】@ミラー・パーク

後半戦に入って急激に調子を上げ、首位打者レースのみならずMVPレースにも参戦しているクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)が今季2度目のサイクル安打を達成。ブリュワーズはイェリッチの4安打4打点の活躍もあり、レッズに8対0で完勝した。初回の第1打席でセンターへのヒットを放ったイェリッチは、3回裏の第2打席で一塁線を破る二塁打、5回裏の第3打席でライトへの31号2ランを放ち、サイクル達成に王手。6回裏の第4打席で右中間を破る三塁打を放ち、見事サイクル達成となった。ブリュワーズ先発のウェイド・マイリーは5回無失点の好投で今季5勝目(2敗)。3番手のブランドン・ウッドラフは7回からの3イニングを無失点に抑え、マイナーも含めてプロ初セーブをマークした。

同一シーズンに2度のサイクル安打を達成したのは、1883年のロング・ジョン・ライリー(シンシナティ・レッドストッキングス)、1887年のチップ・オニール(セントルイス・ブラウンズ)、1931年のベーブ・ハーマン(ブルックリン・ドジャース)、2012年のアーロン・ヒル(ダイヤモンドバックス)に次いでイェリッチが5人目。同一シーズンに同一球団を相手に2度のサイクル達成は史上初の快挙となった。また、4打数4安打の活躍で打率を.3178に上げ、.3182でリーグトップのスクーター・ジェネット(レッズ)に肉薄。31本塁打はリーグ10位タイ、93打点はリーグ7位タイ、OPS.955はリーグトップとなっており、MVP最有力候補に躍り出たと言っても過言ではなさそうだ。

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