開幕から6連勝と絶好調のリヴァプールは、近年の中では最強と言われ始めている。フィルジル・ファン・ダイクの加入で守備は安定し、中盤もナビ・ケイタの加入で層が厚くなった。そして前線の破壊力は欧州屈指のものがある。近年最強との評判も頷ける。
しかし、過去にエヴァートンを指揮していたデイビッド・モイーズはこの評価に納得していない。モイーズはエヴァートン時代に対戦した中でも、2008-09シーズンのリヴァプールの方が良いチームではないかと感じているようなのだ。
英『Daily Mail』によるとモイーズは、「今の彼らは良いチームだと思うが、私が過去に対戦したリヴァプールを振り返ると当時も優れたチームだった。シャビ・アロンソ、マスチェラーノ、ジェラード、前線にはフェルナンド・トーレスもいた。今のリヴァプールも良いが、当時のチームほど良いかは分からないな」とコメントしている。
2008-09シーズンのリヴァプールは2位でフィニッシュしており、確かに当時も魅力的なチームだった。ただしSNS上では、モイーズの意見に疑問も出ているようだ。当時は点取り屋がトーレスしかいなかったこと、中盤の層の厚さは今がクラブ史上最高レベルとの意見が出ており、今の方が豪華と考えているサポーターが多い。全ては何位でフィニッシュするかの結果によって最終評価が決まるのだろうが、ユルゲン・クロップ率いるリヴァプールはクラブ史に残るチームとなれるか。