マンチェスター・ユナイテッドの苦戦はジョゼ・モウリーニョの責任なのか、それとも選手たちなのか。それとは別に、ルイ・ファリア退団の影響と考えることもできるだろう。
ルイ・ファリアとはモウリーニョの下で17年にわたってアシスタントコーチを務めてきた人物で、これまでモウリーニョが獲得してきた数多くのタイトルにルイ・ファリアは深く関わってきた。アシスタントコーチなので目立つ機会は少ないが、トレーニングの作り方や戦術面でファリアの影響が非常に大きいと言われてきたのだ。
そのルイ・ファリアは今のマンUを見て何を思うのだろうか。英『The Times』のインタビューでは、改めてモウリーニョの下を離れる決断を下した理由について語っている。
「この判断は一夜で考えたものではなく、熟考してのもので後悔はない。家族には何年も我慢させていると感じていたし、より家族のことを考える時だと思ったんだ。長年ジョゼのアシスタントを務めたが、もう誰か他のアシスタントになることはないよ」
今のマンUの状況を見ると、ルイ・ファリア退団の影響は大きかったのだろう。モウリーニョは頭脳を失ったような形となり、1人でマンUを立て直すのは困難となっている。