ブラジル1部リーグのコリンチャンスとテクニカルスポンサーのNikeは1日、今季のサードキットをリリースした。
このキットは、コリンチアーノ(コリンチャンスファン)だった伝説のブラジル人F1ドライバー、アイルトン・セナを讃えたデザインとなっている。
1994年5月のレース中に悲劇的な事故死を遂げたアイルトン・セナ。当時日本にも多くのファンがいたセナの死は、衝撃を持って大きく報じられた。
今回リリースされたアイテムは、セナがロータス所属当時のマシン「ロータス98T」や、チーム・ロータスのウェアにインスパイアされている。このブラック/ゴールドのマシンは本当にカッコよかった!
今回リリースのアイテムから、ここではサードキットとジャケットを紹介しよう。
Corinthians 2018-19 Nike Third 'Ayrton Senna'
ブラック/ゴールドのカラーリングがロータス所属当時のマシンを彷彿とさせるサードキット。胸にはセナの優勝回数「41」を讃えて、41本のゴールドのストライプをあしらっている。このスペシャルなキットは、5日のフラメンゴ戦でデビューの予定。
セナの命日は5月1日だが、このキットが10月リリースには理由がある。セナは1988年10月の日本グランプリ(鈴鹿サーキット)で優勝し、この結果初のワールドチャンピオンに輝いた。今年の10月は初のWCタイトル獲得から、ちょうど30周年にあたる。
胸にはスポンサーロゴではなくセナのサインをプリント。エンブレムは通常と異なり、シャツに合わせてゴールドのモノクロームに変えている。
パンツ、ソックスはともにブラック/ゴールドで統一。ソックスの前面には“Eterno(永遠)”のグラフィックが入る。
Corinthians 2018-19 Nike Jacket 'Ayrton Senna'
チーム・ロータス時代の愛機「ロータス98T」やチームウェアを思わせる、ブラック/ゴールドのジャケット。
背面にはコリンチャンスのチームロゴをプリント。首部分には“TERMO(永遠)”をレタリングする。
右胸にはセナのサインを刺繍し、その下には3度のワールドチャンピオン獲得年をプリント。
エンブレムはユニフォームと同じくゴールドのモノクロームで、その下にはコリンチャンスの愛称“TIMÃO”をレタリング。「Ã」のティル(˜)がNikeロゴ(スウッシュ)になっている。
これらアイルトン・セナ・コレクションの売り上げの一部は、ブラジルの子供の教育に貢献する非営利団体『アイルトン・セナ財団』へ寄付される。