長崎南高生がパンフレット 英語でくんち紹介

 外国人観光客にも長崎くんちを楽しんでもらおうと、長崎県立長崎南高(安部成年校長、786人)の生徒が、今年の踊町や奉納踊りの順番などを英語で紹介するパンフレットを1000部作製。3日、長崎市に350部寄贈した。

 英語の授業の一環として2004年から毎年取り組んでいる。今年は2年6、7組の計74人が担当した。

 パンフはA4判両面カラーの三つ折り。表面にはくんちの日程や路面電車の乗り方の案内、裏面には、今年の踊町7カ町の演(だ)し物が紹介されている。

 生徒3人が市役所を訪ね、加藤邦彦副市長にパンフレットを手渡した。裏面を担当した6組の山口文野さん(17)は「長崎の伝統行事を分かりやすく伝えられるよう頑張った。一人でも多くの人に手に取ってほしい」と話した。

 長崎市への寄贈分は長崎くんち観光案内所(浜町)で配布。残りは諏訪神社(上西山町)などに寄贈するほか、5日はJR長崎駅(尾上町)で生徒が配布する予定。

英語のパンフレットを長崎市へ寄贈した生徒たち=長崎市役所

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