0-1で敗れたチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節のCSKAモスクワ戦は、今季のレアル・マドリードを象徴するゲームとも言えよう。どこか気の抜けたようなスタートを切ったレアルは、前半2分に自陣のパスミスからニコラ・ヴラシッチに得点を許している。今季のレアルはとにかく前半に失点を許すケースが多いのだ。
スペイン『as』が特集しているが、リーグ開幕前に行われたUEFAスーパーカップのアトレティコ・マドリード戦を除けば失点の全ては前半に起きている。ジローナ戦は前半16分、レガネス戦は前半24分、アスレティック・ビルバオ戦は前半32分、0-3で完敗したセビージャ戦も失点は全て前半だった。
他のゲームはCSKAモスクワ戦ほど早い時間帯に失点したわけではないが、今季のレアルはややスイッチがONになるまでに時間がかかっている。結局先制されてから逆転できたのは4-1で勝利した第2節のジローナ戦だけで、ビルバオ戦も1-1の引き分けで終わっている。
クリスティアーノ・ロナウドが去った今、レアルの得点力は明らかに落ちている。そのレアルが相手を追いかける展開になるのは厳しく、試合運びを修正していく必要があるだろう。