【ALDS】Rソックスが1点差で逃げ切り ALCS進出決定

【レッドソックス4-3ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

レッドソックスがリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけて迎えた地区シリーズ第4戦。4回までに4点を先行したレッドソックスは、先発のリック・ポーセロが5回1失点と好投し、最終回にクローザーのクレイグ・キンブレルが2点を失ったものの、1点差で逃げ切ってリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。敗れたヤンキースは先発のCCサバシアが3回3失点で降板。打線も反撃が遅く、最終回に粘りを見せたものの、あと一歩届かなかった。

ポーセロとサバシアの両先発で始まった一戦は、3回表にレッドソックスが無死1・3塁のチャンスを迎え、J.D.マルティネスの犠牲フライで先制に成功。進塁打と暴投で一死3塁となり、イアン・キンズラーとエドゥアルド・ヌニェスの連続タイムリーでリードを3点に広げた。続く4回表にはクリスチャン・バスケスがヤンキース2番手のザック・ブリットンの代わり端をとらえ、ライトスタンドへのソロ本塁打。レッドソックスは4点を先行し、試合の主導権を握った。

5回裏、ヤンキースはようやくポーセロをとらえ、一死から連打で2・3塁のチャンスを作ってブレット・ガードナーの犠牲フライで1点を返すことに成功。しかし、この回はこの1点のみに終わり、6回以降はレッドソックスのリリーフ陣に3イニング連続で三者凡退に抑えられて反撃の糸口をつかめなかった。

リーグ優勝決定シリーズ進出まであと3アウトに迫ったレッドソックスは、9回裏のマウンドにクローザーのキンブレルを投入。ところが、キンブレルは思うように制球が定まらず、1安打と2四球で一死満塁のピンチを招いてしまう。ヤンキー・スタジアムにつめかけたヤンキース・ファンがこの日一番の盛り上がりを見せるなか、ニール・ウォーカーの押し出し死球で2点差。さらにゲーリー・サンチェスの犠牲フライで1点差となり、二死1・2塁で打席にはグレイバー・トーレス。しかし、最後はキンブレルが意地を見せ、トーレスをサードゴロに打ち取って試合終了。レッドソックスがヤンキースを3勝1敗で退け、アストロズとのリーグ優勝決定シリーズに駒を進めた。

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