「ピッチ上での“必殺技”を持つ5人のサッカー選手」

ワールドクラスのフットボーラーたちは、他を圧倒する「必殺技」を持っているケースが多い。

それは分かっていても止められない。見る者全てを魅了してしまうテクニックだ。

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誰もが知っているあの伝説的選手から渋めの選手まで5人を選んでみた。動画を掲載したものもあるので、ぜひそのスキルを目に焼き付けてほしい。

チャビ・エルナンデス

▼トレードマーク・スキル:360度ターン

今はカタールのアル・サッドでプレーしている、言わずと知れた世界最高峰のゲームメーカー。

彼は敵の心臓を止めてしまうようなスルーパスも得意だが、透明の軸を作り出しそれを中心にしてターンするような美しい技も持ち合わせている。

体の使い方が上手く、相手に奪えるスペースを作り出させない。この技でレアル・マドリーすら翻弄してきたのだ。

アントニーン・パネンカ

▼トレードマーク・スキル:パネンカ

現在69歳の元チェコスロバキア代表。「パネンカ」と呼ばれるPKで使われるチップキックの技名を聞いたことがある人も多いはずだが、その名称は彼の名前にちなんで付けられた。

UEFA欧州選手権1976決勝のPK戦でチップキックを見事に沈めてチェコスロバキア代表を優勝に導いたことで知られるパネンカ。

チップキックの代名詞とも言うべきこの必殺技はジダンやピルロ、セルヒオ・ラモスが使ったことでも有名だ。

ヤニック・ボラシー

▼トレードマーク・スキル:ボラシーフリック

英2部リーグに所属するアストン・ヴィラでプレーするコンゴ民主共和国代表FW。2012年に英2部でベストイレブンに選出されたり、2014年にアフリカ年間最優秀選手賞候補にノミネートされたりと、その実力は折り紙付き。

知る人ぞ知るドリブラーだ。

そんな彼の必殺技は、彼自身の名前が入ったボラシーフリック。アフリカ仕込みのスゴ技を動画でぜひ確認してほしい。

エデルソン・モライス

▼トレードマーク・スキル:低弾道&遠距離キック

マンチェスター・シティのビルドアップを最後方で支えるブラジル代表GK。針の穴を通すようなショートパスも得意だが、パントキックも無論ワールドクラスだ。

身長が低い選手の多いシティに最適な精密で低弾道のキックと、FWに直接アシストできるほどの遠距離キックも持ち合わせている。

今年の5月にはパントキックで75.3mもの飛距離を記録し、ギネスに認定された。

フランチェスコ・トッティ

▼トレードマーク・スキル:ループシュート

約25年間に渡ってワン・クラブ・マンとして活躍したASローマの王子。

ワールドカップも制したレジェンドの必殺技は、精度が異常に高いループシュートではないだろうか。

相手GKが手も足も出ないスーパーゴールをいくつも決めてきたトッティだが、その中でもベストな一撃は2005年の10月26日にインテル戦で決めた伝説的なゴラッソだ。

あのゴールはローマのサポーターにいつまでも語り継がれることだろう。そのくらい衝撃的なシュートである。

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