長崎市がJR長崎駅西側に計画しているMICE(コンベンション)施設に隣接して整備される高級ホテル「ヒルトン長崎」の事業者らが24日、長崎市役所で田上富久市長にあいさつした。ヒルトン(米国)のガイ・フィリップス上席副社長は「長崎は世界遺産や歴史、食など魅力が多く、ポテンシャルも高い」と指摘、ヒルトンのネットワークを生かして「世界にアピールしたい」と語った。
ホテルは地上10階建て200室、レストランやチャペルなども設ける。運営する松藤グループのグラバーヒル(長崎市)は23日、ヒルトンとフランチャイズ契約を結んだ。2019年夏に着工し、MICE施設と同じ2021年11月に開業予定。ヒルトンの九州進出は福岡に次いで2カ所目となる。
長崎市役所で、グラバーヒルの松藤章喜社長は「MICE施設と連携し、交流人口の拡大につなげにしたい。MICEで訪れる人以外にも来てもらい、安定運営につなげたい」と語った。
田上市長は「たくさんの人を迎えるまちとして、階段を一つ上った気がする。一緒に努力したい」と話した。