【平成の長崎】弓道場で結婚式 平成11(1999)年

 弓道を通じて知り合った長崎市の会社員の男性(25)と女性(28)の結婚式が5月22日、同市松山町の市営弓道場であった。
 2人は同弓道場のクラブ仲間。出会いの場でもある弓道場で式を挙げたいと希望し実現。「誓いの礼射」と名付けた儀式で交互に2本ずつ矢を放った。
 新婦は緊張して的を外したが、新郎が見事に的に当てた。「彼が射止めてくれると信じていた」と言う新婦に、新郎は「(2人で弓を引くときは)互いの呼吸を合わせるのが大事」。式後の感想も息ぴったりだった。(平成11年5月23日付長崎新聞より)
   ◇   ◇   ◇
【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

狙いを定めて弓を引く新婦と見守る新郎=長崎市松山町、市営弓道場

© 株式会社長崎新聞社