アトレティコは優勝できる! バルサを追い抜くために待たれる”2人”の爆発

アトレティコはリーガ制覇に届くか photo/Getty Images

今季開幕前の期待の高さから考えると、アトレティコ・マドリードのスタートは決して納得できるものではないだろう。今夏にはフランス代表MFトマ・レマル、ポルトガル代表FWジェルソン・マルティンスら即戦力を加え、優勝も狙える陣容が整ったと言われていたからだ。

しかし立ち上がりはやや低調で、格下エイバルに引き分けたりセルタに0-2で敗れたりと思うように勝ち点を稼ぐことができなかった。序盤戦の躓きで優勝を諦めたサポーターもいるだろうが、今季はバルセロナとレアル・マドリードも理想的なスタートを切ることができていない。アトレティコにもまだまだ挽回のチャンスがあるのだ。

スペイン『MARCA』は、アントワーヌ・グリーズマンとジエゴ・コスタの2人が本来の得点ペースを取り戻せばバルセロナから首位の座を奪うことも難しくないと主張している。ここまでは2人に元気がなく、リーグ戦でグリーズマンは2得点、ジエゴ・コスタにいたっては無得点だ。リーグ戦でのチーム総得点は僅か12となっており、首位バルセロナとは16得点もの差がついている。

ただし、持ち前の守備は徐々に安定してきている。チャンピオンズリーグでドルトムントに4失点する悲劇はあったものの、リーグ戦での失点数は最少の5点だ。同メディアもアトレティコの堅守を高く評価しており、攻撃陣さえ爆発してくれればバルセロナを追い抜くことも十分に可能と見ている。

先日のスペイン国王杯のサン・アンドレウ戦ではジェルソン・マルティンスにも待望の得点が生まれた。陣容はクラブ史上屈指のものが揃っているだけに、今季はバルセロナとレアルの混乱に乗じてリーガ制覇を狙いたいところだ。

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