【日米野球】モリーナ躍動 MLBオールスターズ初勝利

【MLBオールスターズ7-3侍ジャパン】@東京ドーム

MLBオールスターズと侍ジャパンによる「2018日米野球」の第3戦は、自身9度目のゴールドグラブ賞を獲得したばかりのヤディアー・モリーナ(カージナルス)が攻守に躍動。侍ジャパンに連敗を喫していたMLBオールスターズを球界を代表する名捕手が牽引し、MLBオールスターズが侍ジャパンを相手にようやく初勝利をあげた。モリーナは第1打席、第2打席でいずれもヒットを放つと、4回裏のピンチの場面では一塁への鋭いスローイングで走者をアウトにし、自慢の強肩を披露。直後の5回表には自軍が1点を勝ち越したあとに試合の流れを決定づける3ラン本塁打をライトスタンドへ叩き込んだ。東京ドームでの3連戦はMLBオールスターズの1勝2敗で終了した。

スコット・バーロウ(ロイヤルズ)と多和田真三郎(西武)の両先発で始まった一戦は、4回表にJ.T.リアルミュート(マーリンズ)のソロ本塁打でMLBオールスターズが先制。その裏、侍ジャパンは外崎修汰(西武)のタイムリー二塁打で追いついたものの、続く二死1・2塁のチャンスはモリーナの牽制刺によって得点につながらなかった。すると、このプレイで試合の流れが変わり、MLBオールスターズは5回表に多和田のエラーで勝ち越しに成功し、モリーナの3ラン本塁打も飛び出して一挙4得点。7回表にはエウヘニオ・スアレス(レッズ)のタイムリー二塁打、ミッチ・ハニガー(マリナーズ)のタイムリーで2点を追加し、侍ジャパンの反撃を9回裏の2得点に抑えて7対3で勝利した。先発のバーロウは5回途中1失点の好投で勝利投手に。一方、2本塁打を浴びた多和田は自身のミスもあり、5回途中5失点(自責点4)で敗戦投手となった。

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