諫早市貝津町の地下道で、近くの長崎日大高美術部の生徒が取り組んでいた壁画が完成。さまざまな動植物を色鮮やかに生き生きと描いたトンネル内を明るいムードにする壁画で、28日、地域住民らが参加して完成式があった。
市道下の地下道は長さ約38メートル、幅3メートル、高さ約2・5メートル。近くの真津山小の児童の通学路にもなっているが、落書きが多く、住民が対策を市に要望していた。
市が対策を検討していたところ、貝津町内の有田工業が落書きの消去や照明灯の改修工事に協力。さらに壁面をペインティングする案が持ち上がり、同校美術部の生徒に制作を依頼。部員約40人が春休みの時期から休日などを利用して取り組み、壁面全体を使って素晴らしい絵を描いた。
完成式では、吉次市長が「子どもたちが楽しみながら利用できます」とあいさつ。地下道を「自然の恵みどおり」と命名。通学路の安全と景観改善に寄与したとして美術部に感謝状を贈った。
美術部部長の三宮彩さん(3年)は「自然の美しさや動物の掛け替えのなさを感じてもらえるよう描きました。明るい地域づくりに貢献できて良かった」と話した。
(平成16年7月30日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。
【平成の長崎】長崎日大高生徒が地下道に壁画描く 平成16(2004)年
- Published
- 2018/12/06 00:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/06 12:04 (JST)
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