UACJ(社長・石原美幸氏)は28日、ダイキン工業が7月に発売したビル用マルチエアコンの最新機種に、UACJのオールアルミ熱交換器用アルミ材が採用されたと発表した。同製品向けに開発したアルミ材を活用し、熱交換器の性能向上に貢献している。
UACJの熱交換器用アルミ材が採用されたのは、ビル用マルチエアコンの最高級モデル『VRV X』シリーズ(22・4キロワット~118キロワット、全18機種)と、標準モデル『VRV A』シリーズ(22・4キロワット~150キロワット、全24機種)に初めて採用されたオールアルミ製マイクロチャネル熱交換器。高品質のろう付性を確保したほか、材料設計、生産技術力を駆使し、熱交換器全体にわたって防食設計を見直すことで最適な犠牲防食層が得られるオールアルミ熱交換器向け材料を開発していた。
UACJは今後もオールアルミ熱交換器の材料開発を進めることで、エアコン市場への取り組みを強化していく方針。