週末 いよいよ本格的な寒さ到来 早めの冬支度を

上空の寒気の予想  週末に強い寒気が流れ込む見込み

 きのう(火)は暖かい空気が流れ込んで気温が上昇し、全国3分の1以上の地点で12月1位の高温記録を更新した。きょう5日は次第に冷たい空気に入れ替わるため、日本海側を中心にきのうに比べて大幅に気温の下がる地域が多い見込み。これから週末にかけては、段階を踏みながら一段と寒くなるので注意が必要だ。

6日(木)午前8時と午後8時の雨の予想

6日(木)~7日(金) 変わり目

 あす6日(木)は本州をはさむ形で2つの低気圧が発生する影響で、全国的に雨となる見通し。太平洋側の各地も朝からあまり気温が上がらず、特に関東あたりは日中、肌寒く感じられそうだ。
 
 7日(金)は再び冬型の気圧配置となり、日本海側を中心に雪や雨となる見込み。関東や東海の沿岸部は明け方くらいまで雨が残るが、この方面は次第に晴れ間が広がる。7日の日中は、東・西日本でいったん気温が上がる地域が多いが、次第に北西の季節風が強まり、東京あたりでも夕方以降は急に寒くなるので注意が必要だ。

週間天気予報(数字は予想最高気温と最低気温)

週末 真冬の空気

 8日(土)~9日(日)は、日本の上空に真冬並みの寒気が流れ込む。日本海側は北海道を中心に、大雪やふぶきになるおそれがあり、荒れた天気となりそうだ。また、気温が大幅に低くなるため、北陸や山陰の平地から初雪の便りが届くかもしれない。
 
 晴れる太平洋側でも、寒気の影響で雲が広がりやすい見通し。土日を中心に気温が低く、朝晩は冷え込みが強まりそうだ。9日(日)の予想最低気温は、岡山1℃、名古屋2℃、大阪3℃などとなっている。週末は、ここ数日との気温差がかなり大きいため、体調や部屋の室温管理等に十分注意が必要だ。(気象予報士・寺本卓也)

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