ファン・ダイクのタックルはレッドカードだ アンチェロッティは判定に不満

メルテンスと接触したファン・ダイク photo/Getty Images

11日にチャンピオンズリーグ・グループステージ最終節が行われ、大混戦のグループCではリヴァプールとナポリが激突した。試合は序盤からリヴァプールが支配し、前半にモハメド・サラーが決めた1点を守り切って1-0で終了することになったのだが、ナポリ指揮官カルロ・アンチェロッティには不満がある。

前半13分にリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイクがナポリFWドリース・メルテンスに仕掛けたタックルが一発退場にふさわしいものだったと感じているからだ。ファン・ダイクのチャレンジはメルテンスの足を狙ったものではなく、しっかりとボールにチャレンジできていた。しかし、ボールをクリアしたあとにメルテンスのすねあたりにファン・ダイクの足の裏が入ってしまった。主審はイエローカードを提示したが、アンチェロッティはレッドカードが妥当だったと見ている。

英『Liverpool Echo』によると、アンチェロッティは「映像を見たが、あれはレッドカードだ。チャンピオンズリーグにVARが導入されれば素晴らしいものになるだろう」と振り返っている。確かにファン・ダイクの足の裏はメルテンスの足に入っており、メルテンスは治療を受けるほどの痛みを抱えた。

とはいえ、この判定は意見が分かれるだろう。ファン・ダイクのチャレンジが無謀なものだったわけではなく、メルテンスと接触したのは少し不運だったところもある。足の裏が完全に見えていたのは問題だが、レッドカードが妥当だったのか。仮にファン・ダイクが退場していれば、試合は全く異なる展開となっていたはずだ。

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