ホンダ フィットのヤンチャグレード“RS”の魅力とは!? | 新米編集部員がMT車に乗ってみた!

ホンダ フィットRS

新米編集部員、MTのフィットRSでロングドライブを敢行

あけましておめでとうございます。2019年初っ端から恐縮ですが、去年末の出来事を一つ…。

2018年12月某日。オートックワン編集部の新米編集部員である私Iは、T編集長から新たなミッションを与えられました。それは、ホンダ フィットRSのMT仕様に試乗し、運転初心者の目線からインプレッションしてほしいというもの。しかも高速道路も走ってきてほしい、というオーダーでした。

そもそもMT車に不慣れな私ですが、高速道路をMT車で走るのなんて免許取得時以来数年振り。感想を綴るどころか、そもそも乗ることが出来るのでしょうか…。

そんな心配をよそに、試乗の日は刻々と迫ってきます。試乗日の当日、私はフィットRSのキーを受け取りました。覚悟を決めたのは、その瞬間のことです。

◆ホンダ フィットRSの内外装を見る

ホンダ フィットとは

ホンダ フィット コンフォートエディション(ハイブリッド)

2001年の初代モデル発売以来、国内外で人気を誇るコンパクトカー。燃料タンクを運転席床下に設置する「センタータンクレイアウト」が採用されたことで、広い室内を実現したことが特長です。ガソリンエンジン仕様とハイブリッド仕様が用意されています。

今回試乗したのは、専用エアロパーツが装着されたスポーティグレード「RS」のMT仕様。1.5リッターエンジンが搭載されており、MT仕様の他にCVT仕様も選択することができます。

発進から悪戦苦闘!? MT初心者の珍道中、はじまりはじまり…

ホンダ フィットRS
ホンダ フィットRS

フィットの中でもスポーティ要素の強いRSは、スポーティタイプのフロントバンパーやリアスポイラーで武装された迫力あるスタイリングが特長です。

しかし、見た目に反して走り出す難易度は意外と低め。クラッチペダルが軽めなこともあり、MT車ならではの鬼門といえる発進やギアチェンジも拍子抜けするほどラクチンでした。

…と書きたかったところですが、MT車の運転経験が浅い私I。実際は慣れないMT車に悪戦苦闘しておりました。

まず、半クラッチの感覚がなかなかつかめない。実は、このフィットRSへの試乗は先日掲載したMT仕様のホンダ S660への試乗レポートより先に行ったのですが、この段階ではMT車に乗るのは数年ぶりでした。初めて乗る車という言い訳を抜きにして、本当に半クラッチの位置が分からなかったのです…。

今回お借りしたフィットは、普段都内のとある地下駐車場に停められているのですが、その駐車場から発進させるだけでも一苦労。ペダルの踏み込み具合が分からず、何度もアクセルを煽ってしまいました。あの地下駐車場内でフィットの“エキゾーストノート”を響かせたのは、後にも先にも私しかいないでしょう。

またS660とフィットを比較すると、シフトのストローク感が違うように感じられました。フィットと比べると、S660は「このギアに入れるんだ」というように大きくシフトノブを動かさなくても、ギアが入るというか、そんなイメージです。

いや、それはシフト操作がうまく出来ない言い訳にならないと分かってはいるのですが…。

数あるMT車の中で、フィットは比較的運転しやすいモデル

ここまで私の醜態を晒してきましたが、聡明なオートックワン読者の皆さまなら、フィットは本来運転しやすい車種の筆頭であることは言うまでもありません。それはMT仕様でも同じこと。先ほど挙げた出来事は、あくまでも私の運転レベルがその域に達していないことから起きてしまった悲劇なのです(残念ながら…)。MT車に慣れる為には、日頃の経験の積み重ねが大切ですね!

気を取り直して、フィットRSのレポートへ戻りましょう。

高速道路でACCの便利さに感激!

ホンダ フィットRS
高速道路走行中

市街地を抜け、高速道路での試乗へと移ります。実は、今回の試乗は

2018年12月9日に行われた「ホンダレーシングサンクスデー2018」の取材

移動を兼ねていたため、東京・港区~ツインリンクもてぎまで高速道路の総走行距離は実に200キロ以上にのぼりました。

この長距離移動時に私の強い味方となったのが、フィットRSに搭載されていたACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)。この機能は、車が前の車両と適切な車間距離を認識・保持しながら、アクセル操作とブレーキ操作を自動で行い、運転支援するもの。AT車よりペダル操作が多くなりがちなMT車ですが、この機能のおかげでペダル操作を最小限にすることができました(決して、不慣れなペダル操作をサボりたかったワケではありませんよ!)。

実際に使ってみることで、改めてACCの便利さに気付きました。これに慣れてしまうと、後戻りはできませんね…。

コンパクトカーとは思えないほど広いフィットの荷室

ホンダ フィット
ホンダ フィット
ホンダ フィット

また、今回の取材時ではフィットの広い室内にとても助けられました。取材時の移動ということもあり、荷物は比較的多めだったのですが、フィットの荷室なら全く問題なし。何なら、現地で寄り道して買ったお土産まで難なく積むことができました。

もし電車での移動だったら…と考えると、とても持ちきれない量の大荷物。これを載せながら好きな場所へ行ける、ということはマイカーを持つ喜びの1つかもしれませんね。

新米編集部員I、2019年の目標は「MT車を買う」!?

ホンダ フィットRS

今回フィットに乗って受けた印象は総じてポジティブなものばかり。運転初心者が選ぶ最初のマイカーとしてピッタリだと感じました。この直後にフィットのAT仕様にも試乗しましたが、こちらに乗っても印象は変わらなかったので、AT仕様・MT仕様共にオススメです。

なお、「フィットは最初のマイカーにオススメ」などと書いてみたものの、私編集部員Iも実はまだマイカーを保持した経験はございません。ついに迎えた2019年、今年こそマイカーを持ってみるか!? などと意気込んでおります。買うならやっぱり…MT車、かなあ。運転を練習しなくては。

みなさんの2019年の目標は何でしょうか。もしまだ決まっていないのであれば、MTの車を新しく買う、なんて目標も良いかもしれませんよ?

[筆者:オートックワン編集部]

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