<レスリング>日本のライバル選手が幸先いいスタート…第4回プロ・リーグ(インド)が開幕

東京オリンピックでは、日本選手の金メダル獲得のライバルとなるであろうプニア・バジラン=2018年世界選手権

 インドの第4回プロ・リーグが1月14日、インド・グルガオンで開幕。アジア大会(インドネシア)女子50kg級優勝のフォガト・ビネシュがいる「ムンバイ・マハラティ」が、昨年のアジア大会・男子フリースタイル65kg級優勝のプニア・バジランを擁して3連覇を目指す「NCRプンジャブ・ロイヤルズ」を4勝3敗で破った。

 53kg級に出場したビネシュは、インドのU17ユース大会優勝の若いアンジュを8-0で撃破。65kg級のバジランは同国のハープフールに8-2で勝った。

 「MPヨドハ」に所属する2017年世界選手権61kg級王者のハジ・アリエフ(アゼルバイジャン)は、「デリ-・サルタンズ」との65kg級の試合で昨年の世界選手権70kg級5位のアンドレイ・クビアトコフスキー(ウクライナ)を破った。

 ビネシュは、昨年のこの大会で2016年リオデジャネイロ・オリンピック銅メダルの孫亜楠(中国)に2戦2敗だったが、8月のアジア大会では初戦で同選手を撃破。その後も勝ち続け優勝している。インドのメディアによると、「孫亜楠に2連敗したことが、アジア大会で勝てた要因。去年のこの大会での経験は大きかった」とコメント。実力アップに役立つ大会であることを強調した。

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