バイエルンが初めて団結した!? リヴァプール完封を独メディア絶賛

リヴァプールを完封したバイエルン photo/Getty Images

試合前はスコアレスで終わることはないと予想されていたのだが、19日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグ、リヴァプールVSバイエルンの一戦は0-0で終了した。

この結果がどちらにとって有利なものなのか断言するのは難しいが、ミッションを完遂したのはバイエルンの方だろう。厄介なアンフィールドでの戦いを0-0で終えたことは大きな収穫で、ホームで迎える2ndレグではとにかく勝てばいい。

バイエルンはチーム全員の守備意識が高く、ハメス・ロドリゲスまでもが体を投げ出してボールに食らいついていた。リヴァプールもここまでバイエルンの守備が崩しにくいとは予想していなかったのではないか。

独『DW』は、「ニコ・コバチ就任以降では初めてバイエルンが団結しているように見えた。コバチはドレッシングルームをコントロールした」と伝えており、選手たちはやることが明確になっていた。初めてというのは大袈裟かもしれないが、バイエルンが1つにまとまっていたのは間違いない。

守備的MFとしてプレイしたハビ・マルティネスのパフォーマンスも今季最高のものと同メディアは絶賛しており、スコアレスドローながらコバチ就任以降のベストゲームの1つに挙げていいはずだ。DFマッツ・フンメルスも、「僕たちは監督の指示を完璧に実行した。集中し、規律を守り、戦術プラン通りに進めた」と胸を張る。DFにとってリヴァプール攻撃陣をシャットアウトしたことは自信になるだろう。

果たして2ndレグでコバチはどのようなプランを見せてくれるのか。リヴァプール優位との予想もあったカードだが、1stレグのパフォーマンスから全く予想できない互角の勝負となった。

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