【平成の長崎】長崎市公会堂 本体解体始まる 平成29(2017)年

 老朽化に伴い、2015年3月に廃止された長崎市公会堂(長崎市魚の町)本体の解体工事が6月12日、始まった。約半世紀にわたり、文化芸術や成人式の会場として市民に親しまれた建物が姿を消す。

 公会堂は1962年に完成。市によると、内部の解体工事は昨年12月中旬に始まり、これまでに客席や電気設備などを取り外した。鉄骨鉄筋コンクリート造りの本体の解体は、大型の圧砕機を使い、建物正面から壊し、9月までに完了する。解体工事の総事業費は約1億6700万円。

 公会堂跡地には埋蔵文化財発掘調査を経て、老朽化した市庁舎を移転新築する。新庁舎は2019年度に建設を始め、22年度の完成を目指す。
(平成29年6月13日付長崎新聞より)
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建物本体の解体が始まった長崎市公会堂

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