スペインだけじゃない、「世界のクラシコ」をユニフォームで見る

いよいよ迫ったラ・リーガのエル・クラシコ。今節は2月27日のコパ・デル・レイ準決勝セカンドレグからのクラシコ連戦となる。

ここでは、「世界のクラシコ」ともいえる各国のナショナルダービーを、今季のユニフォーム画像とともにご紹介しよう。なお、本拠地を同じとするローカルダービーを兼ねた試合も含めている。

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スペイン:レアル・マドリーvsバルセロナ

レアル・マドリー/2018-19/adidas/ホーム、アウェイ

バルセロナ/2018-19/Nike/ホーム、アウェイ

クラシコといえば、やはり全世界が注目するこの2チームによる一戦「エル・クラシコ」だ。この対戦ではほぼ毎回両者はホームキットを着用するが、2017年のスーペルコパ・ファーストレグではマドリーがグリーンのアウェイキットを使用。極めて珍しい一戦となった。

フランス:パリ・サンジェルマンvsマルセイユ

パリ・サンジェルマン/2018-19/Nike/ホーム、アウェイ

マルセイユ/2018-19/Puma/ホーム、アウェイ

「ル・クラスィク」と呼ばれるフランスのナショナルダービー。PSGが誕生したのは1970年のため、まだ比較的歴史は浅い。近年は圧倒的にPSG有利で、マルセイユの最後の勝利は2011年11月のことだ。

ウクライナ:シャフタール・ドネツクvsディナモ・キエフ

シャフタール・ドネツク/2018-19/Nike/ホーム、アウェイ

ディナモ・キエフ/2018-19/New Balance/ホーム、アウェイ

ウクライナの2強によるナショナルダービーだが、ライバル関係は旧ソビエト連邦リーグ時代から続く。2008-09シーズンのUEFAカップでは準決勝の舞台でこのカードが実現し、マニアックなサッカーファンを喜ばせた(結果はシャフタールが勝利)。

イングランド:マンチェスター・Uvsリヴァプール

マンチェスターU/2018-19/adidas/ホーム、アウェイ

リヴァプール/2018-19/New Balance/ホーム、サード

イングランドのナショナルダービーといえば、この両者による一戦だろう。もっともイングランドには、世界トップクラス同士のものから、タイン・ウェアのような激熱ダービーまで、この試合に負けず劣らずの熱いローカルダービーがいくつも存在する。

デンマーク:コペンハーゲンvsブレンビュー

FCコペンハーゲン/2018-19/adidas/ホーム、アウェイ

ブレンビューIF/2018-19/Hummel/ホーム、アウェイ

凍てつく北欧に幾つか存在する熱きダービーマッチのひとつで「コペンハーゲンダービー」とも呼ばれる。デンマークの強豪同士で、互いのスタジアムは直線距離にして約12kmという近さだ。

スコットランド:セルティックvsレンジャーズ

セルティック/2018-19/New Balance/ホーム、アウェイ

レンジャーズ/2018-19/Hummel/ホーム、アウェイ

世界屈指の熱きダービー「オールドファーム」を戦う両者。ともにグラスゴーを本拠とするライバル同士だが、事実上のナショナルダービーだ。背景に宗教的・文化的な対立があるだけに、激しい一戦はさながら“サッカーの宗教戦争”のよう。

クロアチア:ディナモ・ザグレブvsハイドゥク・スプリト

ディナモ・ザグレブ/2018-19/adidas/ホーム、アウェイ

ハイドゥク・スプリト/2018-19/Macron/ホーム、アウェイ

「エターナルダービー」とも称される、クロアチアを代表するクラブ同士によるナショナルダービー。北部(ディナモ)対南部(ハイドゥク)という地域間対立の要素もあるという。

オランダ:アヤックスvsフェイエノールト

アヤックス/2018-19/adidas/ホーム、アウェイ

フェイエノールト/2018-19/adidas/ホーム、アウェイ

「デ・クラシケル」の呼び名で知られる、オランダの名門同士によるナショナルダービー。サポーターの熱量が他の試合とは桁違いの伝統の一戦で、ダービーを超越した存在ともいわれる。

ベルギー:アンデルレヒトvsスタンダール・リエージュ

アンデルレヒト/2018-19/adidas/ホーム、アウェイ

スタンダール/2018-19/New Balance/ホーム、アウェイ

ベルギーを代表する名門同士によるナショナルダービー。かつてアンデルレヒトには森岡亮太、スタンダールには川島永嗣、永井謙佑、小野裕二といった日本人選手が在籍。少し身近に感じられる伝統の一戦だった。

ドイツ:ボルシア・ドルトムントvsバイエルン・ミュンヘン

ドルトムント/2018-19/Puma/ホーム、アウェイ

バイエルン/2018-19/adidas/ホーム、アウェイ

「デア・クラシカー」と呼ばれるドイツのナショナルダービー。バイエルンは常に安定した成績を残してきたが、ドルトムントは必ずしもそうとは言えず、1996年から対バイエルン戦に14試合連続未勝利だった時期もある。

セルビア:ツルヴェナ・ズヴェズダvsパルティザン

ツルヴェナ・ズヴェズダ/2018-19/Macron/ホーム、アウェイ

パルティザン/2018-19/Nike/ホーム、アウェイ

クロアチアと同じく「エターナルダービー」と呼ばれるセルビアのナショナルダービー。どちらもベオグラードを本拠とするローカルダービーでもあり、試合当日のスタジアムのヤバさは欧州屈指。

トルコ:ガラタサライvsフェネルバフチェ

ガラタサライ/2018-19/Nike/ホーム、アウェイ

フェネルバフチェ/2018-19/adidas/ホーム、アウェイ

「クタラララス・デルビ」とも呼ばれる伝統の一戦。ともにイスタンブールを本拠とするローカルダービーでもあり、両チームのサポーターの熱さはミラノダービーを経験した長友佑都も驚くほど。

ギリシャ:オリンピアコスvsパナシナイコス

オリンピアコス/2018-19/adidas/ホーム、アウェイ

パナシナイコス/2018-19/Nike/ホーム、アウェイ

英語では「エターナルダービー」とも呼ばれる強豪同士の一戦。地方都市ピウレス(オリンピアコス)と、首都アテネ(パナシナイコス)という対立構図が存在し、かなり熱くて激しいダービーとなる。

アルゼンチン:ボカ・ジュニオルスvsリーベル・プレート

ボカ・ジュニオルス/2018-19/Nike/ホーム、アウェイ

リーベル・プレート/2018-19/adidas/ホーム、アウェイ

南米を代表する「スーペルクラシコ」で、同じブエノスアイレスを本拠とする世界有数のダービーだ。かつては労働者階級(ボカ)vs上流階級(リーベル)というサポーターの対立構図が存在したが、最近はボカのチームバス襲撃事件やリーベルサポーター刺殺事件など、暴走が目に余る。

メキシコ:チバス・グアダラハラvsクラブ・アメリカ

チバス・グアダラハラ/2018-19/Puma/ホーム、アウェイ

クラブ・アメリカ/2018-19/Nike/ホーム、アウェイ

メキシコサッカー最大の一戦は「エル・スーペルクラシコ」と呼ばれるナショナルダービー。1983年の試合ではあまりにも熱くなり過ぎて、両チームの選手やスタッフがピッチ上で殴る・蹴るの大乱闘を起こしたことも。

イタリア:インテルvsユヴェントス

インテル/2018-19/Nike/ホーム、アウェイ

ユヴェントス/2018-19/adidas/ホーム、アウェイ

イタリアを代表する2チームによる一戦は「イタリアダービー」と呼ばれる。ミラノダービーやローマダービーと並び、世界が注目するビッグマッチだ。もっとも、熱量はプロヴィンチャのダービーの方が上かもしれない。

ポルトガル:ベンフィカvsポルト

ベンフィカ/2018-19/adidas/ホーム、アウェイ

ポルト/2018-19/New Balance/ホーム、アウェイ

ポルトガル最大のダービーマッチは「オ・クラシコ」と呼ばれるナショナルダービー。近年の成績はポルトに圧倒されるベンフィカだが、今季第7節のホームゲームでは4年ぶりに白星を挙げた。

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